Meeting Log - 11/21


--- ここから ---

(22B)九州ギガポッププロジェクト   21日15:00-16:30

チェア: 平原 正樹 (九州システム情報技術研究所)

-------------------------------------------------------------------------
・九州ギガポッププロジェクト紹介
  - いつものミーティングををopenにすることで連携を取ろう
  - 研究開発用のネットワーク
     - 商用NETで出来ないこと
     - SINETで出来ないこと
     - インフラとして色々な企業や大学を繋げる → 共同研究  
  - 国際インターネット測定
  - QOSプロジェクト(インターネットTVとVODシステム、IPA、後藤)
  - 天秤、DNSを用いた負荷分散
  - リングサーバ

・九州ギガポッププロジェクトupdate
 - 天神(堀)
    - 11月に開設、順次接続
    - 福岡市の繁華街
    - NTTCOMにハウジング
       ラック一本(定価月130000円)
       福岡のインターネットの拠点ビル
       2階にJGN、IMNETの福岡NOC
    - 天神、ISIT、九大を高速回線で結ぶ
    - JGN、その他のプロジェクトとの接続
    - ルーティング
       QGPOPでフルルートのAS
    
 - 九大
    - IIJ - 九大 - ISIT(ATM)
              |
            天神(ATM)
    - 小倉、八幡 (ATM)
    - 香川大と接続予定
    - kisho 九大NOCのルータ
    - ben 九大のルータ
    - v6は?
       福岡 WIDE NOC のルータ、 まだどこからもらうか考えてない
       九大内は ben 
    - 佐賀大はまだ繋がっていない

 - ISIT & 無線
    - 無線LAN
       周りに色々な会社
       福岡タワー(2.4GHz)
       会社にも133.69.0.0を割り当てる
       
 - ルーティング
    IBGPを使っている(zebra)
    IIJからフルルート
    マルチキャストはPCルータでmrouted
       IMNETとトンネルで繋がる予定
    kishoでフルルート
    天神GRからも外にいくことができる
    何故DVMRP?
       実装が無い、gatedを買いたい
       MRTにはOSPFが無い
    どういう箱があるといいのか?
       CISCO?
    Mboneでオンラインカンファレンスを早急にやりたい

    二重化の話し
      九大でkishoとPCとでフルメッシュ
      24時間落ちないもの(GR) → 
      ルーティングを保証しない(PC) →研究として(RSVP、IPv6等)
    IMとピアリング?
       できると思う
    zebraでフルルート
       vmstat -m 
       カーネルのルーティングテーブルメモリ
       128Mであふれて256Mで大丈夫
    GRは25万経路まで大丈夫
       現在は7万経路
    kishoは9万経路
    
    3台全部で受けるの?
      IIJからは一台
      PVCを増やしてBGPを喋るマシンのリブートを防ぐため

 - 北九州(岡村)
 - 佐賀、熊本、大分、長崎

・ITRCインフラグループ
 - 133.69.0.0/16
     /16でIIJ、IMNET、APANへアナウンス
     現在QGPOPで/16の1/4を使っている

 - 富山(中川)、 京都(岡部) MDX
     富山
       JGM上で繋がっていこう
       externalは使ってもいいのでしょうか?

     京都
       技術的な調整が必要(ルーティング)
       WCNには流すつもり

     IBGPで頑張る
----------------
    ITRC.NETを133.69に戻すのは?
      いいと思います
    133.69の逆引きのサーバは今はQGPOPにある
    富山(RIBB)用のJGNのリンクは11/24にあがる
        JGN上のVCがセットアップ


----発表-----------------------------------------------------------------

タイトル:H.323多地点制御装置とスパースモードマルチキャストの融合による
          規模適応性に優れたマルチキャストネットワーク会議の実現
   氏名 :焼山 康礼
   所属 :九州大学大学院システム情報科学府 情報工学専攻

□ 内容

  H.323 多地点制御装置とスパースモードマルチキャストの融合による
  規模的旺盛に優れたマルチキャストネットワーク会議の実現

  1.背景
   ・IPネットワーク会議の普及
      - インターネットにおけるネットワーク会議
        * Mbone マルチキャストネットワーク会議
        * H.323
        * SIP
      - アプリケーション
        * vic/vat(Mbone Tools)
        * NetMeeting(H.323)
        * CU-SeeMee(独自仕様)
   ・H.323によるネットワーク会議
      - H.323プロトコル
        * ITU-T勧告
        * 1対1コネクションレス型電話プロトコル


                       H.323 端末
                      /          \
                     /            \
             H.323 端末------------ H.323 端末

      - 例: NetMeeting IP電話
    ・H.323 + MCU
      - H.323多地点ネットワーク会議-MCUの導入
    ・MCUの概要
      - H.323プロトコルにた地点会議の機能を追加
      - 機能
         * MC
           多地点会議におけるコール制御調整機能を提供
         * MP
           オーディオストリームのミキシング
           ビデオストリームのミキシングと選択
      - 実装例
         * MeetingPoing(White PIne Software Inc.)
         * H.323プロと個kるスタック(RADVision Inc)
         * OpenMCU
     ・H.323会議における問題点
      - MCUの規模適応性における問題
         * H.323端末-MCUは1対1接続
         * 大部分のMCUはユニキャスト通信のみサポート
                      ↓
         ユーザ数の2乗に比例して使用帯域が増加
      
  2.目的
      - MCU + スパースモードマルチキャスト
         * MCU コアとスパースモードマルチキャストRPの組合せ

  3.スパースモードマルチキャスト
      - 送信持とからのマルチキャストデータグラムをRPに集約
      - RP から各メンバにマルチキャストデータグラムを送信
      - メンバが存在するネットワークセグメントのみに、マル
        チキャスト経路木の枝を作成
         * ルータの経路情報の削減
                    ↓
            マルチキャストの規模適応性の拡大
      - プロトコル
         * PIM-SM←本研究では PIM-SM を使う
         * CBT
  4.MCU+PIM-SM RP組合せ方式
      - 結合型
         * MCU と RP を1つのノードに結合

           H.323端末
               \
               ルータ
                 \
                 RP
                / \
               /   \
           ルータ  ルータ
            /         \
      H.323端末      H.323端末

       - 分離型
          * MCU と RPを2つのノードに分離

           H.323端末
               \
               ルータ
                 \
         MCU-----RP
                / \
               /   \
           ルータ  ルータ
            /         \
      H.323端末      H.323端末

  5.考察
    - 結合型
       * 管理が容易
       * 特定ノードへの付加集中(MCU+RP)
            →ネットワーク全体に障害発生
    - 分離型
      特定ノードへの負荷を分散
      MCU-RP間のデータストリームが重複
        →MCU-RP間ネットワークの広帯域化(2倍)にすれば解決
  6.まとめ
    - H.323-MCU と PIM-SM RPの組合せ方式を提案
    - MCU と RP の分離が適切であると考察

   ・今後の課題
    - PIM-SMのH.323多地点会議ネットワークへの組み込み

  結論
     分離型がよい

  今後
     開発、評価実験

・Q&A
Q: 図においてRPを通る必要は無いなら2倍にならない
A: そうですね

Q: データを受け取って配送するのはMCUなのでデータ量は同じなのでは?
Q: 負荷も増えないのでは?
Q: 分離するメリットは?


Q: マルチキャストのインフラがあって何故H.323?
A: IP電話など色々なソフトから使える
     

Q: 全部ユニキャストでやっても高々2倍なのでは?
     

c: 規模が大きいときは誰が発言者を決めるのが大切

c: 問題設定をきちんと行う

-------------------------------------------------------------------------